イヌは、当然、ヒトの言葉を話しません。種を超えて、愛犬との絆を作るには、彼らのコミュニケーション方法を知り、理解する事が必要です。さて、皆さんの愛犬は何を示しているのか?その行動を注意深く観察してみてください。
聴覚(鳴き声)を通じて: 鳴き声は、距離が離れていても有効なコミュニケーション手段です。
「吠え」は、最も一般的にきかれる鳴き方で、警戒、防衛、挨拶、要求、遊び、など、様々な場面で使われます。また、吠えることへの結果が得られれば(縄張りを防衛するために吠えることによって、訪問者が去って行った。注目を集めるために吠えたら、飼い主に声をかけてもらったなど)、犬は吠える事を学習し、ますます様々な場で、頻回に吠えるようになります。
「唸り声」は、一般に、警戒や威嚇を示しますが、遊びの中で聞かれることもあります。
「クンクン」と悲しそうに鼻を鳴らすのは、痛み、服従、甘えた要求として使われます。また、嬉しい時に、「グー(ブー)」と満足そうに鼻を鳴らすこともあります。
最近では、「吠え」「鳴くこと」を問題と感じる飼い主さんが多いようです。問題を解決するには、まず、愛犬が何故吠える(鳴く)のかを知る必要があります。愛犬が吠えて(鳴いて)いる時は、どのような状況か?どのようなボディーランゲージを示しているか?を観察してみて下さい。愛犬の吠えている理由が分かってくるでしょう。
嗅覚(匂い)を通じて: イヌは、匂いを通じて、既に遠くに立ち去った物の情報を得ることができます。つまり、距離と時間を越えてのコミュニケーションが可能なのです。
一般にコミュニケーションに用いられる匂いは、排泄物(尿・糞)、肛門嚢、体臭です。イヌは、これらから、性別、発情周期、性質(恐怖を感じているか、優位性)などの情報を得て、個体を判別することができると考えられています。私達が分からないところで、匂いによるコミュニケーションが非常に大きな役割を果たしているようです。例えば、発情中の雌犬の匂いは、雄犬にとって非常に大きな刺激となり、落ち着かない行動や脱走などの原因となるでしょう。飼い主さんにとって、愛犬の理解できない行動の理由は、「匂い」にあるかもしれません。
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