連載記事:動物行動学としつけ

 
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第8回 犬を迎えるにあたってU

  前回のコラムでは、「犬を飼いたい」という意志を再確認していただきました。では、本当に、愛犬と幸せな生活ができるでしょうか?犬を飼う事ができるのでしょうか? ご自分の状況、環境を確認してください。

2. 自分の状況を把握する


1)家族構成:子供や高齢者、他の動物、動物アレルギーの有無、などを考えてください。家族の皆さんが、犬を飼うことを承諾しているでしょうか?また、犬を選ぶ時の注意点(小型犬、毛が抜けにくい、など)はありますか?

2)生活スタイル:ご家族の外出時間の長さや、仕事の内容、などを考えてください。どなたかが、散歩し、訓練し、食餌を与え、または遊んであげることができますか?愛犬に十分な愛情とケアーを与える時間はあるでしょうか?

3)生活環境:田舎、都会、一軒家、アパートなど、各ご家庭の環境は異なります。犬を飼うことで、ご近所に迷惑がかかることはないでしょうか?犬を十分運動できる場所がありますか?必要な訓練をすることができますか?

4)経済状態:犬を飼うには、予想以上にお金がかかるものです。登録、狂犬病のワクチンは法律で義務付けられています。それ以外にも、病気の予防ワクチン、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、避妊・去勢手術、病気時の治療、健康管理(健康診断、グルーミング)、食餌、などなど、飼い主の責任を果たす為にかかる費用は莫大です。

5)犬の飼育経験:イヌに関する知識や、訓練の経験があれば、様々な状況に対応しやすく、犬との生活をより楽しむことができるでしょう。逆に、知識や経験が少なければ、より念入りに調査し、学び、自分に合う犬と出会うことが、幸せな犬との生活へのキーポイントとなります。

6)時期:犬を迎えてしばらくは、何かと手がかかります。季節、仕事のスケジュール、生活環境の変化などを吟味してください。犬を迎えるのに適した時期はいつですか?
 ご自分の状況を再確認することにより、やはり犬を飼いたいのか?犬を飼う上で注意しなくてはいけないことは何か?どんな犬がほしいのか?を再度考えることができます。自分の状況にあった愛犬像をイメージしてみてください。

 

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吉川 綾 先生
吉川 綾 先生プロフィール
酪農学園大学大学院獣医学研究科卒業 博士(獣医学):盲導犬適性およびイヌとネコの 行動学について研究
1997〜2003
酪農学園大学ワンワン学校スタッフ
1999〜2005
NHK学園「愛犬と暮らす」講座講師
2000〜2003
北海道ハイテクノロジー専門学校「イヌとネコの行動学」講師
2005
タフツ大学「動物行動治療科」研修
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