連載記事:動物行動学としつけ

 
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第12回 子犬のトイレトレーニングT

  子犬を飼ったら、第一に始まるしつけといえば、「トイレ」ではないでしょうか。この成功のポイントは2つ、1)不適切な場所で排泄をさせないようにすること 2)適切な場所で排泄をすることを促すこと、です。つまり、トイレトレーニングの成功、失敗の分かれ道は、子犬の学習能力よりも、飼い主さんの腕や根気によって決まるわけです。子犬が失敗したこと怒鳴ったり、叩いたり、または鼻を絨毯に押し付けてしかったりしても逆効果です。また、幼い子犬に初めから完璧を求めてもイライラするばかりです。以下の方法を参考に、初めてのトレーニングを楽しんでください。

ステップ1. トイレトレーニングを始める覚悟
  上記のように、トイレトレーニングには飼い主さんの努力が必要です。まずは、2〜3週間くらい、子犬のトレーニング強化期間が来る覚悟をしてください。お仕事をされている方は、休みを取ったり、お昼休みに帰宅したり、または協力してくれる友達やドッグシッターを見つけなくてはいけないでしょう。

ステップ2. 規則正しい食生活
  排泄のパターンは、食餌の内容や時間による影響を受けます。毎日、決まった時間に、決まった量の食餌を与えることで、排泄のパターンも安定してくるはずです。

ステップ3. 犬のトイレパターンを観察
  紙を一枚用意してください。そこに、食餌時間、排泄時間(大、小)、その時の行動や状況を記入していきましょう。1週間もすれば、子犬の排泄パターンが読めてくるはずです。

ステップ4.  監視と管理
  3.と同時に、犬の行動を監視し、不適切な場所で排泄しないように管理しなくてはいけません。飼い主さんの「監視・管理」能力が成功の鍵となるわけですが、あまり神経質になりすぎ、子犬の行動を制限しすぎてしまう(一日中クレート内、リードをつなぎっぱなしで過ごさせる)のはふさわしくありません。2を通じて、子犬の排泄パターンが理解できてくれば、自然に、監視、管理するポイントが分かってくるはずです。一般に、寝て起きた時、食餌後、激しく遊んだ後は要注意「監視・管理」ポイントです。

ステップ5. トイレでの排泄を促す
  3のパターンを参考に、犬が排泄しそうな時間に、トイレへ連れて行きましょう。3分待っても排泄しなければ連れて戻り、目を離さずに監視しましょう。5分後に再びトイレへ連れていきます。上手にできたら、穏やかに褒めましょう。 トイレとしては、一般的に、犬用のトイレシーツを使うべきでしょう。少し大きめのシーツを用意してください。場所は、静かで、犬が行きやすい場所にいくつか設定してください。後々、移動させたり、数を減らしたりすることができます。

 

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吉川 綾 先生
吉川 綾 先生プロフィール
酪農学園大学大学院獣医学研究科卒業 博士(獣医学):盲導犬適性およびイヌとネコの 行動学について研究
1997〜2003
酪農学園大学ワンワン学校スタッフ
1999〜2005
NHK学園「愛犬と暮らす」講座講師
2000〜2003
北海道ハイテクノロジー専門学校「イヌとネコの行動学」講師
2005
タフツ大学「動物行動治療科」研修
アテナ動物病院に関して
わたしたち、アテナ動物病院は先進医療技術をもとに安心と優しさを提供いたします。
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