前回に引き続いて、破壊行動への対応をまとめました。
- 子犬から目を離さずに、室内で遊ばせよう!
子犬は、室内を探索すること、飼い主と室内でともに過ごすことで、各家族の日課、場所や家族への愛着、室内でリラックスすることを覚えます。お時間のある時は、子犬を監視しながら、自由に過ごさせましょう。破壊行動を避ける為に、ついつい狭いサークル内やクレート内で過ごさせる時間が多くなりすぎることにも気をつけなくてはいけません。
- おもちゃで遊ばせよう!
子犬のチェックしたい、噛みたい、遊びたい要求を満たすために、適切なおもちゃを用意しましょう。適切なおもちゃとは、@簡単に壊れない、犬が誤って飲み込んだり、怪我をしたりすることがない物、A子犬が好きで、長い時間楽しめる物(7「.一緒に遊ぼう」参照)、Bおもちゃを守る為の攻撃的な行動を起こさない物(6.「トレーニングをしよう」参照)、です。このような適切なおもちゃを犬の口の届くところに置き、噛んで遊べるようにしましょう。同じおもちゃがいつも出しっ放しでは飽きてしまいます。違うタイプのお気に入りのおもちゃを見つけ、日または時間によって交換して与えてみましょう。
- 外にでかけよう!
エネルギーが有り余り、ストレスがたまってしまうと、子犬の破壊行動は悪化します。日々の運動、お散歩、社会的な交流が、とても重要です。また、これらは、子犬の適切な心身の発達にも不可欠です。少なくとも1日2回、30分ずつは外へ連れ出しましょう。
- トレーニングをしよう!
「すわれ」「ふせ」「まて」「こい」「さがれ(はなれろ)」「ちょうだい」などは、子犬が噛んではいけないものに近づいた時、噛み始めてしまった時、それを制するのに役立ちます。また、「ちょうだい」をトレーニングしておけば、おもちゃを守るために、逃げる、飲み込む、攻撃するなどの行動を予防することができます。飼い主の命令に従うよりも、物を噛むことの方が楽しければ、犬は飼い主の命令を無視して当然です。飼い主の命令に従うことの方がお得で楽しいことだと教えるために、命令に従ったら、おやつのごほうびを使ってよく褒め、一緒に遊びましょう。
- 一緒に遊ぼう
適切なおもちゃを使い、「とってこい」「どこだ?(宝さがしゲーム)」「引張りっこ」をして遊びましょう。遊びの始まりと終わりは、飼い主さんが決めます。子犬が興奮しすぎたり、遊びに飽きたりする前に、終わらせましょう。これにより、子犬は、おもちゃがとても楽しい物だと学び、ますますこれを好むようになります。一人遊びをさせる時にも役立つはずです。
せっかくの可愛い子犬との生活も、その行動に振り回されてばかりでは、イライラがつのります。好奇心旺盛な子犬を受け入れることは必要です。しかし、すげてを受身にとらえる必要はありません。飼い主さん側から、積極的に、子犬の要求を満たしてあげよう、愛犬との遊びや訓練を楽しもう、という姿勢で接してみてください。
動物行動学としつけ 連載記事一覧に戻る